賃貸併用住宅について

賃貸併用住宅の特徴

憧れの新築住宅を建築したり、二世帯住宅を作ったものの、その後家庭の事情によりそこに住み続けることが難しくなるということもあるでしょう。
よくあるのが転勤によって住宅を引っ越さなくてはならないということで、ほぼ新築の住宅を放置して別の地域に行かなくてはならないと、いうような状況も起きてしまいます。

そこでマイホームの空き室部分を利用して入居者を募る「賃貸併用住宅」という住宅形式が注目をされるようになってきました。

転勤や引っ越しといった事情がない場合であっても、住宅ローンを速やかに返済するための方法としてあえて賃貸併用住宅として建築をするということもあります。
不動産ブームによりアパートやマンションを所有して入居者を集めるという資産運用を行う人が増えていますが、自宅とは別に物件を所有するなら、自分が管理人になってそこで入居してもらうというのも一つの選択肢になるでしょう。

メリット・デメリット

賃貸併用住宅の場合、住宅ローンとして申込みができることから、低い利率で資金を用意することができるというメリットがあります。

通常投資用にアパートやマンションを購入するという場合、アパートローンやプロパーローンという高い金利のローンを組むことになるでしょう。
低い利率で貸出をしている住宅ローンは、貸付の条件として「本人が居住すること」などがついているのが一般的です。

この住宅ローンは自宅として使用する部分が建物の50%以上であれば賃貸併用住宅であっても借り入れすることができるようになっていますので、単独で賃貸住宅を建築するよりもずっとお得に資金が用意できます。

アパートローンなどはだいたい2%以上の金利となっていますが、住宅ローンの場合は1%以下がほとんどなので数十年単位で、返済することを考えればその差はかなり大きな金額になるでしょう。
当初から住宅用として作った場合はともかく、最初から賃貸併用住宅にしようという場合、どうしても建物の大きさが一般住宅よりも大型化してしまいます。
すると当然建築にかかる費用も大きくなりますので、きちんと試算してから賃貸として貸出をしないとローン額が非常に大きなものになってしまう可能性があるのです。

それと家族以外に入居者を募集するということになると、どうしても入居者同士のトラブルが発生しやすくなってしまいますし、家賃の回収リスクも出てきます。

入居がおすすめの人

賃貸併用住宅は、二世帯住宅を作ったもののもう一つの世帯が別のところに引っ越してしまったなど、自宅の多くの部分が使われなくなってしまった人におすすめです。

現在の住居が広すぎて管理に困るという場合に、リフォームをして住居スペースを区別すれば、賃貸として貸出がしやすくなります。

耐震住宅について

耐震住宅の特徴

東日本大震災を始めとし、全国各地で大きな地震が起こっていることから、住宅の耐震性に注目をする人が年々増加してきています。
特に関東の太平洋側の地域では、今後約30年の間に大規模な地震が起こる可能性が非常に高いということも予想されているため、できるだけそれに備えておきたいという意識もあるのでしょう。

「地震に強い家」として販売をしている住宅メーカーも多く見られているところですが、住宅における地震対策には大きく3つの種類があります。
「耐震住宅」「免震住宅」「制震住宅」の3つで、これらはそれぞれ異なるアプローチで大きな揺れに対応できるようにしています。
このうち「耐震住宅」は最も基本的な構造のことで、強い揺れが来ても簡単に壊れない住宅構造をするというところが特徴です。

「耐震」「免震」「制震」の3つは全く別のものではなく、建物の構造や建築する地域によって作り分けをしていくということになります。
一般住宅であればまず耐震性を重視して作られますが、大型ビルなどただ丈夫にすればそれでよいという訳ではない種類の建物では免震や制震に力が入れられています。

メリット・デメリット

古い木造家屋の場合、強い揺れが来てしまうとどうしても柱が歪み、まるでトランプのお城が崩れるかのようにグズグズと足元から落ちていくことになるでしょう。
そこで揺れが来ても簡単に傾きが起こらないようにするための方法として、ツーバイフォー工法を採用する方法があります。

ツーバイフォー工法はもともと北米地域で多く用いられてきた方法で、先に木材で面を作ってそれを組み合わせるという方法になので、柱だけで支える木造住宅よりもかなり頑丈なつくりです。
住宅メーカーなどで「地震に強い家」として売り出しているもののほとんどはこのツーバイフォー工法のことを言っており、あらかじめ設計された住宅が提案されます。

ツーバイフォー工法は近年人気の高まってきている住宅構造ですが、従来までの木造軸工法と比べて高価になりがちです。
また先に面を作ってから組み立てをすることから、自由に間取りを変更するということが難しく、決まった形の設計以外にしようとすると割高になってしまうというデメリットがあります。
ツーバイフォー住宅でもさらに耐震性のある工法が国内の住宅メーカーから開発されていますので、より丈夫な家を希望している人はそうしたものもよく調べておくとよいかもしれません。

ただし、住宅の耐震性は建物そのものよりも地盤の基礎部分が重要であることが多いものです。
耐震住宅を建築するという場合には、建物だけでなく基礎工事にも手抜きをすることなく、しっかりと作るようにしておくことをおすすめします。

Next Page