一人の男が作り上げた!シュヴァルの理想宮

33年の年月をかけ1人が作り上げた建造物

シュヴァルの理想宮と言う建造物の名前を聞いたことがある方もいるでしょう。
このシュヴァル理想宮というのは33年もの歳月をかけながら、たった1人の男の人が作り上げた城壁ともいえる建造物になっています。
これを作り上げたのはフランスで郵便配達をしていたフェルディナンシュヴァルという男性です。

複雑な家庭環境に生まれて、変わり者と小さな頃から評判だったそうです。
しかし小さな頃から空想が大好きだったシュヴァルは、大人になるにしたがって実際に自分の中での空想を実現することになるのです。
初期の頃は道端に落ちている石を拾っては空想と重ね合わせながら、何かに見立てていたそうですが43歳になった時、理想宮の建設を始めることになります。

あくまでもシュヴァルという男性は郵便配達員であったので、建築に関する知識や施工に関する知識等は一切持ち合わせていませんでした。

ただ好きなことを実現するために始めた

シュヴァルという男性が43歳になってからこの建築物に手を出したのは、利益があったからでもなく誰かのためでもありません。
あくまでも自分自身が好きなことをしたいといった夢の実現が根底にあったのです。

少しずつ、本当に少しずつ様々な増設を繰り返しながら建造物が大きくなるに従い、周りの人間も驚きを隠せなくなったようです。
短期的に終わってしまう情熱ではなく、とどまることを知らない情熱は上記の通り33年もの月日を経てシュヴァルの理想宮として完成することになります。

完成する頃のシュヴァルは76歳でした。
それまでシュヴァルが自分の夢として空想していた建造物を、そのまま具現化したのです。
写真を見るだけでも驚いてしまいますが、実際に足を運んで目にすると繊細な彫刻などに目を奪われ、さらには息をのんでしまうほど美しい造りとなっています。

お城のデザインについては聖書などの影響を受けているそうで、その他にも様々な神話の影響を受けて作られているようです。
自分の意思が、建造物に使われた年月と同じくらい強かったことや自分との戦いを人生との戦いと言い換えていることなど、様々な彼自身の言葉を天井に刻んでいます。
現在では重要文化財として指定されており、フランス全体に大きな影響を与えたことも知られています。

多くの専門家たちが注目した

シュヴァルの理想宮は長い歳月をかけて作られていますが、途中途中で興味を持つ人々が増えています。
また完成する頃には現地をはじめとして、世界中の専門家や建築家たちがあまりにも素晴らしい建造物に感動したことや称賛の言葉を送っていることもシュヴァルの歴史として残っています。

単純に美しいだけではなく、彼の空想の世界の具現化されたこちらのシュバルの理想宮は彼がどんな人物であったのか、どんな世界か思っていたのかについてをゆっくりと知れるような場所になっています。
また、たった1人の男が作り上げたということもあり、そこに対する情熱や熱意そのものも、今なおその場にとどまり、語り継がれるような存在です。

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