グッゲンハイム美術館

グッデンハイム美術館はアメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタン区アッパー・イースト・サイドにあります。
世界の情報の発信基地ともいえる立地にふさわしく近代から現代の美術を専門に展示する美術館です。

グッデンハイムの由来

アメリカの鉱山事業で大成功をおさめた、ソロモン・R・グッゲンハイムがその没年となる1949年にやっと完成させたもので建築を担当したのは、アメリカの誇りともいえる建築家の巨匠、フランク・ロイド・ライトです。
ソロモン・R・グッゲンハイムは美術館運営の財団を作り、ベルリン、ベニス、アブダビ、ビルバオにそれぞれ、その地でも有数の観光名所になるような特徴的な建造物と美術館を運営して現代アート界をけん引しています。

美術館という芸術品

グッゲンハイム美術館は、約7000点もの美術品を蔵する世界でも有数の近現代アート美術館で、そのコレクションは、モネ、マネ、カンディンスキーなど誰もが知っているような巨匠とも呼べる人々の作品が数多く含まれています。
一年間、様々なアーティストの特別を催しており、常設展示品ともども美術ファンを引き寄せて放しません。

建物の外観は、カタツムリと表現されるにふさわしいらせん状で美しい白い外壁です。
その印象は、洗練、個性、異彩のどの言葉にも当てはまる圧倒的な存在感をしまします。
まさに、マンハッタンという場所にふさわしい、マンハッタンだからこそ映える意匠です。

実はこの美術館は着工から開館までに15年の月日を要しています。
これほどまでに時間がかかった背景には建築自体の難しさもあります。

しかし、それ以外の大きな要因として、この建築物があまりにも革新的で他に類を見ないために、マンハッタン市が建築許可を出すまでに審査に時間がかかったためだといわれています。
まさに、人々の度肝をぬく革新的芸術品だったのです。

賛否両論ある内部構造

館内に入ると中央部は大きな吹き抜けになっています。
展示物はこの吹き抜けの周りをまわるらせん状の廊下に展示されます。
入館してすぐにエレベーターで最上階へあがり、その後はらせん状に回る廊下を降りながら展示物を見るのです。

建造物の構造がそのまま美術館の順路になっています。
まさに美術館のために設計された構造なのです。
緩やかなスロープに沿って移動していると、あたかもカタツムリの体内にいるような感覚にとらわれてしまいます。

もっともこの構造には賛否両論がありました。
館内全体が緩やかなスロープになっているので、入館者は落ち着いて美術品を鑑賞することができないという意見です。
いわれてみれば、その通り、常に坂の上に立っていなければならないので、落ち着かないのは確かなことです。

しかし、この賛否両論こそがフランク・ロイド・ライトの真骨頂です。
彼の作品は常に、賛否両論が付きまとうのです。

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